ウルフギャング・ステーキハウス公式ホームページ

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FOUNDER

ウルフギャング・ズウィナー氏

創業者
Wolfgang Zwiener
(ウルフギャング・ズウィナー)
1939 – 2025

 1939年、ドイツ連邦共和国バート・ザルツブルン出身。名物ウェイターとして、ニューヨークの老舗ステーキハウスで40年以上ヘッドウェイターを務め、2004年にニューヨーク・パークアベニューにウルフギャング・ステーキハウスをオープン。その後、ブランド初の海外店舗となる東京・六本木店を皮切りに、世界40店舗以上へと成長させました。

 ウルフギャング・ズウィナーは、1939年6月17日、ドイツ連邦共和国にある温泉街バート・ザルツブルンで誕生。それから10週間後に第二次世界大戦が勃発。食糧も乏しく、苦難の幼少時代を過ごす。両親がかつてレストランとロッジを経営していたこともあり、その道をたどって10代前半にドイツのブレーメンにある職業学校のホスピタリティプログラムに入学。卒業後は、北ドイツのクルーズ船でウェイターとして雇われ、2年間世界を巡りました。

 1960年、マンハッタンでエレベーター会社を経営する叔父からの誘いで、移民として客船ベルリン号に乗って渡米。すぐにペルーのリマからニューヨークに移住してきたエレナ・デルガドと出会い、1962年に結婚。しかし、叔父の経営するエレベーター会社にはまったく興味を示さず、「自分にはウェイター業の血が流れている」という信念のもと、ドイツ人コミュニティでのつながりを活かして、クイーンズのサニーサイド・ブロウホール、ミッドタウンの新しいヒルトンの宴会部門、そして14番街のザウアーブラーテンの名店リュッコウズでウェイターとして活躍しました。

ウルフギャング・ズウィナー氏

 その後、ブルックリンの老舗ステーキハウスで約40年、数えきれないポーターハウスの皿を華麗にテーブルまで運び、ヘッドウェイターとして研鑽を積む。2004年、ロウアー・パーク・アベニューに自身の店「ウルフギャング・ステーキハウス」を開業。ポーターハウス、ジャーマンポテト、シュラッグを添えたアップル・シュトゥルーデルといった名物料理と共に瞬く間に評判となった。常連客は彼を「ウルフィー」と呼び、その卓越したサービスと細やかな気配りで多くの固定ファンを作りました。

ウルフギャング・ズウィナー氏

 その後、ブランド初の海外店舗となる東京・六本木店を皮切りに、現在、ウルフギャング・ステーキハウスは世界40店舗以上を展開し、グローバルブランドへと成長。経営者となったウルフギャング・ズウィナーは、黒い蝶ネクタイと綿のエプロンを、スーツ、シルクのポケットチーフ、磨き上げた革靴に変えたが、トレードマークの口ひげとともに、各店舗を精力的に訪れました。顧客との交流を大切にする彼は、その温かい人柄と卓越したコミュニケーション力で、世界中の店舗を訪れるたびにすべてのテーブルを回り、お客様に挨拶をし、記念撮影をしながら、多くの方々を魅了しました。皆様の中にも、彼と直接お会いになった方がいらっしゃるのではないでしょうか。

ウルフギャング・ズウィナー氏

 どんなに成功を収めても、共同パートナーを家族のように信頼し、共に支えあい、成長し合ってきたからこそ、ウルフギャング・ブランドが提供するダイニングは、一流でありながら、心落ち着く温かさに満ちている。そこに込められているのは特別な日だけに限らず、「毎回の食事が最高の瞬間であるように」というシンプルな想いです。

 私たちウルフギャング・ファミリーは、ウルフィーとの大切な思い出を胸に刻みながら、料理やサービスはもちろん、そこに流れる空気感まで大切にする彼が築き上げた素晴らしい「おもてなしの伝統」をこれからも大切に継承してまいります。